先日撮影してまいりました〜
ウエブディレクションとデザインを担当している綾部です!
先日撮影をしてきたので、そのお話と撮影ディレクションとは?を解説したいと思います。
現在我々ウエブ制作チームで担当しているの案件の一つで、鍼灸整体院のウエブリニューアルを手掛けております。
ウエブリニューアルなのですが、主に
1)機能そのまま、見た目変えて欲しい
2)見た目の路線は現状維持で、動線、機能、裏側のソースコードなどを加えて欲しい
3)マーケティング路線ひっくるめて見た目、運用の方向性、それに伴う機能、ぜ〜んぶ変えて欲しい
と大体上記3つに分けられるかと思います。
本案件の整体院さんは3番の「まるっと全部変えて欲しい。」でした。
まるっとリニューアルする場合のプロセスはまた別途別の記事で書くとしますが、リニューアルプロセスの一つに「サイトで使用する写真の撮影」があります。
フォトショ の加工作業でもう一つ避けたいのは、大幅な色の変更など。
例えばサイトのデザインが白と青なのに、撮影時に着用してもらった衣装はピンクとイエローだった!などの加工は後から泣きたくなるし、加工なしでそのまま使用するなどは論外なので、事前に入念に小道具と衣装のすり合わせをしていきます。(サイト内ブログに使用する写真などは別の話です)
クライアントさんが持っている写真をそのまま使える場合は、ストック写真をそのまま使用するのですが、「まるっと変えたい」クライアントさんの場合、現行のサイトに使用している写真自体に満足されていないケースがほとんどです。
私が撮影ディレクションする場合ですが撮影前に、
1)先にウエブデザインは終了していて、クライアントさんとデザイン全体の雰囲気や色、方向性に合意が取れている
2)撮影カット数、イメージをクライアントさんと合意が取れている
3)撮影に伴う必要な小道具、衣装を揃えることに関して合意が取れている
状態がベースとなります。
今回もそうだったのですが、すり合わせの時点でクライアントさんが小道具や衣装を合わせることの意味合いを理解してくださっているケースはほとんどなく、「なんでこんなことしないといけないんだろう?」と思っていらっしゃることが多いと思います笑。
しかし、撮影進行中にカメラマンさんが「こんな感じで仕上がってますよ〜」と写真をシェアすると、みなさん「色を揃えないといけないわけがやっとわかった〜〜〜〜!」と言ってくださいます。
本当に大違いなんです。
私がディレクションする場合ですが、気をつけている点は
1)被写体の顔周りにダーク系のカラーを持ってこない→肌色と表情が暗く見えるので
2)サイトのトーンと写真のトーンを合わせていく→寒色と暖色が混ざらないようにする。トーンの加工は後から簡単にできたとしても衣装や小道具などの色変更作業は発生しないようにする。
クライアントさんと話し合った内容を撮影前資料としてカメラマンさんにシェアします。
私はいつも柿崎さん(https://www.kakizakiemi.com/)にお願いをしておりますが、テイストをわかってくださっているので、当日はスムーズに撮影進行してくださいます!感謝です!
Webデザイン/Webディレクション/グラフィックデザイン/ビジネスコンサルテーション/通訳・翻訳
東京都出身。4歳の女児と1歳の男児の母。
幼少時代をアメリカで過ごす。中高を日本で過ごした後、大学はNYに渡り舞台照明デザイナーを志すも、途中でファッションに惹かれファッション工科大学に転入、同校卒業。
NYで3年バイイング業務従事後帰国し、外資系アパレル企業で10年間バイヤーとして勤務。結婚・出産を機に仕事と育児の両立のあり方を考えるように。婦人科系のトラブルを機に脱バリキャリし、デジタルハリウッドに通いWebデザイナーに転身。
第二子出産時にカンガルーワークにチャレンジ。
パッサバイグラフィックスではクリエイティブ部門代表