ライターの坂田です。今日はライターのお仕事のお話。

ライターの仕事は、記事を納品したら終了で、その後、公開されるかどうかわからないことも多くあります。

先日、危うくお蔵入りになりそうなできごとが。

私は、パッサーバイでのチーム案件のほか、個人ではインタビューや取材に行って原稿を書くことも多くあります。

そのひとつが、本にまつわる記事を掲載しているサイト好書好日のお仕事。主に絵本作家さんへのインタビュー記事を担当しています。

もともと絵本は好きでしたが、子どもが生まれてからはより身近になっているので、作家さんにお話を聞けるのはとてもうれしく、楽しい時間です。

紹介する本やお話を聞く作家さんも自分で選んでいますが、時々、編集部からの依頼に応えることも。

先日いただいたのは、絵本ではなく、原作本のある映画の紹介を兼ね、出演女優さんにインタビューするという内容。映画紹介の記事を書くのは念願だったのでタイトなスケジュールでしたが受けることに。

女優さんのインタビューは初めて。しかも久々の夜の六本木とあって、少々緊張しながら取材場所の撮影スタジオへ。

中に入ると、前の取材の撮影中…

おぉー！すごーい！女優さんだー！！

いかにも「芸能人の取材」という感じに、ますます緊張。

撮影が終わり、私の番に。

いざ、目の前に女優さんが座ると、おおおおおおーすごい美人！！！

お話を伺ったのは三吉彩花さん。

目力が強く、ドキドキするような美人で、スタイルも抜群で、受け答えもパキパキしていて、圧倒されてしまいました。

作品は『十二単衣を着た悪魔』。

源氏物語をベースにした物語で、三吉さんが演じたのは悪女とも評される弘徽殿女御。力強い女性役は聡明な彼女の雰囲気にピッタリでした。

原稿を納品後、女優さんだし、イメージに合わない内容はカットされるかもなぁと思いながら公開を待っていると、映画公開直前にまさかの主演俳優トラブル発生！

映画は公開されるのか？　公開されなかったら記事はどうなるの？　お蔵入りか？　お金は支払われるのか？

しばらく悶々とした日々を過ごしましたが、無事、映画は公開され、記事も公開されることに。

↓記事はこちら↓
映画「十二単衣を着た悪魔」主演の三吉彩花さんインタビュー　母親の二十余年を生きる

いやいや、こんなこともあるんだなぁと、私のような末端なものも含め、一つの作品にどれだけ多くの人が携わっているのかを実感。三吉さんのことも想い、本当に公開されてよかったと思いました。

これまで、クライアントの都合でお蔵入りになった記事もあります。編集も入って、記事も整っていたのに、忘れられてしまったのかしらと寂しく思うことも（原稿料はもらえたのでよかったけど）。

それでも、ひとつひとつの仕事を丁寧にやっていくことが大切。そう改めて心に誓うできごとでした。