サイト制作費用の相場って?
早いもので、今年も8月。今年はコロナの影響で長女の幼稚園は今週末まで振替で、仕事的にはとっても助かっています!
8月といえば、私は終戦。。。。ではなく18歳の時に単身で飛び込んだNY郊外のキャンパスを思い出します。
下手に帰国子女でTOEFLの点数もクリアしてしまったものだから、日本の高校からそのまま舞台証明デザイン学科に入ってしまって。
今考えるとなんて無謀。
初日のオリエンテーションは各学部ごとに学部長のいわゆる「おめでとうございます!」のスピーチ聞いてから、キャンパス中を走り回って、取らないといけない授業の申し込みをします。
日本の高校からストレートに渡米して、黒人のおばちゃんが不親切に「ここのビルじゃなくて、なんちゃらビルだよ!」と早口言葉の様に言われ、キャンパス中たらい回しで初日から泣きそうでした。
私が通っいてた大学の舞台デザイン学部は当時厳しくて有名でした。
学部長の「おめでとうございますスピーチ」、どっかの有名なビジネススクールの入学スピーチと同じことを言われまして。
「みなさん、右見て〜、左見て〜。あなたの両隣の人は今年度の最後にはいなくなっているでしょう。」
え!じゃーみんないなくなるじゃん!
って驚愕した私でしたが、オリジナルのスピーチは「あなたの両隣」ではなく、「あなたたち3人のうち2人は卒業することはないでしょう。」ということでした。(そりゃそうだ。)
当時の学部長も同じことを言いたかったのだと思います。
彼の言葉通り、ハードすぎて夜中吐きながら舞台の製図引いてましたよ。
さて、本題。
サイト制作の相場とは?
ずばり!合ってないようなものです笑。
数年前までアパレルのバイヤーやっていた私としては、相場がないってどういうことよ!?って思うのですが、ないんですよ。
他業界から入ってきた私なりに客観的に思うことは
1)化粧品と一緒。PRにお金をかけているブランドはその分価格が高くなりがち=大きい会社は存在するだけで維持費がかかるので、コストは高くなりがち
2)同じように見えるサイトでも、裏の設計次第でコストは高くなる=サイトをどういう目的でどういう風に使いたいのか、をクリアにして依頼しないと、いらない機能など盛り込まれる可能性アリ
安ければ安いほどいいか、といえばそういうわけでもなく、目的に合わせて依頼しないと、結局あとで高くつきます。
あとは、自社の運用体制。ここ一番重要です。
日々サイト更新ないといけないのであれば、更新作業はシンプルでミスが少ない設計になっていないといけない。
日々の活動内容発信はSNSを使用していて、サイトは名刺がわり、ということであればそんなにコストかける必要性もないわけです。
サイトの「規模」、というよりも「目的」でコストは変わります。
「運用!?全部お願いしたいんだけど!」であれば、機能をつけずに制作し、その後の運用に予算を回してしまうのもアリ。
サイトは生モノ。
集客を見込むサイトの場合検索されたい、などあると思います。
その場合はやはり運用していかなければならないので、そこまでを考えた上で「サイト費用」となってくるわけです。
それ以外にも、写真、イラストなどの素材準備やテキストも委託したい、ということであれば追加コストとなってきます。この辺は次回にまた。
パッサーバイではLPや、いわゆる1枚のみのペラサイトであれば15万〜お受けしています〜笑(宣伝です)。
Webデザイン/Webディレクション/グラフィックデザイン/ビジネスコンサルテーション/通訳・翻訳
東京都出身。4歳の女児と1歳の男児の母。
幼少時代をアメリカで過ごす。中高を日本で過ごした後、大学はNYに渡り舞台照明デザイナーを志すも、途中でファッションに惹かれファッション工科大学に転入、同校卒業。
NYで3年バイイング業務従事後帰国し、外資系アパレル企業で10年間バイヤーとして勤務。結婚・出産を機に仕事と育児の両立のあり方を考えるように。婦人科系のトラブルを機に脱バリキャリし、デジタルハリウッドに通いWebデザイナーに転身。
第二子出産時にカンガルーワークにチャレンジ。
パッサバイグラフィックスではクリエイティブ部門代表