本の楽しみ方は無限
娘の通う学校で「図書館ボランティア」をはじめました。
月に1回集まって、本の修繕や整理をしたりするのが主な仕事。
「好書好日」で絵本を紹介する記事を担当していているので、子どもたちはどんな本が好きなのか、興味があるのか知りたい気持ちもあり、参加することに。
ウン10年ぶりの学校の図書館。近所の図書館とはまた違った雰囲気があります。
おおーまだある!
ドキドキしながら読んだ江戸川乱歩の怪人二十面相シリーズ!
今も読む子がいるんだろうか。
特集コーナーに並ぶのは椋鳩十の本。読んでたなぁ。また読みたいなぁ。
懐かしさに浸りながら、ラベルを張り替えたり、本を並べたり。あっというまの時間でした。
夕飯時、ボランティアの話をしていたら、「あれ見た?」と、娘。
あれとは、入り口にあった「ブックメニュー」の掲示物のこと。
6月の読書月間中、本に出てくるお料理や作品をイメージしたメニューが給食に出てくるという企画があり、選ばれた本とメニューが紹介されていました。
娘はどんなメニューが出るのか毎回楽しみにしていて、図書館で本を借りて想像を巡らせたりしていたので、掲示物でも紹介されていたのがうれしかったよう。
彼女にとって、学校の図書館が楽しい場所になっているのだなと実感しました。
本を読みましょうと言われても読まない子は読まない。
でも、いろんな楽しみ方ができることがわかれば、本を好きになってくれるかもしれない。
本をもっともっと好きになってほしい。
私も記事を書くとき、いろんな角度からその魅力を伝えられるようにしよう。
子どもたちの本に囲まれながら改めて思う1日でした。
(ライター:坂田)
ライティング
神奈川県出身。
業界紙の編集を経てフリーに。地域情報サイトで取材の経験を積み、現在は、中川政七商店サイト「さんち〜工芸と探訪〜」、朝日新聞社サイト「好書好日」などで執筆中。
映画と散歩が趣味。最近は子どもと一緒に観られる作品も増え、映画の見方にも変化が出てきたのがうれしい。いつか「まち歩き」や「映画」に関する執筆をするべく、日々、ネタ集めをしている。