ブラックにならないための三原則は「手放す」「見逃す」「甘える」
主婦歴・子育て歴もそこそこ(13年目)、フリーランス歴もそこそこ(8年目)となってきたいま、ブラックな日をただただ見過ごすわけにはいきませんw(それでもあらがえないブラックデー)
できるだけブラックにならないように、より仕事や家庭に向き合えるように日々工夫していることを紹介します!
って大口たたいていますが、全然大したことないのでハードル低めでおねがいします(笑)
「家事や育児と仕事の両立」なんてかっこいいこと言ったって、正直、すべてを一人でこなすのなんて無理があります!
だから、私は「手放す・見逃す・甘える」を徹底することにしました!!
これは仕事でもそうですが、自分でなくてもいいことは人に任せる。そして、任せたことには完了するまで口を出さない。(相談されれば別)
では、その中身は具体的にどんな感じなのかというと…
1、手放す
「洗濯」
基本的に洗濯機で洗えるものしか買わない・着ない。なんなら普段着のセーターやニットなどはネットに入れるだけで洗濯機にイン!「おしゃれ着洗い」という概念も手放しました。そして、わたしは「洗って干す」という行為そのものを手放しました。我が家では洗濯は夫の担当。畳んだり仕舞ったりするのは家族で共同作業。仕事の休憩中や深夜にテレビを見ながらやることが多いです。
「洗い物」
前回も書きましたが、私は洗い物が大嫌い(笑)なので、食洗機に入れられないような食器やカトラリーは手放しました。食洗器NGとなっているものでも意外といけちゃうなってやつは使っています。
「○○掃除」
おそらく、一般的に家事の中で苦手意識が高いのが掃除ではないでしょうか。お風呂掃除・トイレ掃除・キッチンの水回り掃除などはその代表例。私はそのすべてに名前を付けるのをやめました。名前があるから・カテゴライズされているから“タスク”にかわってしまうのだと気づいたからです。
朝起きてトイレに行ったら掃除をして出てきます。洗面所で顔を洗い、身支度を整えながら洗面台や鏡を拭く。そして最後に排水溝のごみをとる。お風呂に入ったら浴槽やタイルも磨いて、最後に排水溝のごみをとって出てくる。
これらすべて「ながら掃除」なのです。こちらも概念の問題ですが、顔を洗ったら化粧水や乳液をつけることまでがセットの人、お風呂に入ったらボディークリームを塗ることまでが入浴という行為に含まれている人は多いと思います。私は掃除も、その一連の動作に入れてしまいました。
2、見逃す
洗濯も洗い物もゴミ捨ても夫に任せた以上、頻度やタイミング、やり方には口出しはしません。実は任せた当初は「洗濯物たまってるよ」とか、「そんな干し方じゃ服が傷む」とか、なんやかんやダメ出しをしていました。
では、なぜ口出しをせずにいられるようになったのか…
「男はほめて伸ばす!」とか、「気持ちよく取り組んでもらうために口を出すのは我慢しよう」とか、そういう懐の大きな話ではありません(笑)
せっかく手放したはずの行為が、口出しをすることによって結局自分の手から(頭から)離れていなかったことに気がついたのです。
かといって、「私の仕事じゃないから!」と突き放すわけではなく、共同作業もしますし「ありがとう」「助かります」など感謝の気持ちだけはしっかり伝えるようにしています。
3、甘える
もうおわかりのように、夫にはたくさん甘えて助けてもらっていますが、ここまでくるには相当な年月と労力(試行錯誤)を費やしました。効率よく家族が楽しく快適に暮らしていけるようにするためなのに、大袈裟でもなんでもなく物凄いエネルギーを注いだ矛盾プロジェクトなのです(笑)
長女のママ友に夫のことを「家庭的」とか「イクメン」などと呼ばれたことはありませんでしたが、次女のママ友には相当な愛妻家(恐妻家?!)だと思われていますw
このプロジェクトがスタートしたのは次女の妊娠中。「そもそも家事や子育てって私の仕事なの?」っていう疑問からはじまりました。結婚したときにそんな契約も交わしていないし、得意な方がすればいいなんて言うけれど、別に私の方が得意なわけじゃないし…と半ば子どもの“へ理屈”のような状態です。。
そこで、夫に気持ちを伝えました。できること・できないこと、理想と現実、やってほしいこと、その理由…
自分の気持ちを素直に話したら、夫の気持ちも知ることができました。別にやりたくないわけでもできないわけでもないことを。
“夫育て”なんて言葉も聞きますが、いま思うと、夫婦として、また家族として成長した瞬間だったのかな…と思うのです。
テレワーク中心となったいまでは、朝夕の保育園の送り迎えもほぼ夫が担当してくれています。
もうひとり(ふたり?)、私が甘えている相手。それは娘たち。
・ゴミ捨て(遊びに行くついで、習い事のついでにゴミ庫に寄ってもらう)
・お風呂(姉妹で入ってもらう。あがる前に水切り掃除)
・片付け(絵本やおもちゃの片付けをすることで本来の物の位置を覚える)
・料理(野菜を洗う→皮をむく。卵を割る・剥く。お鍋をかき混ぜる)
一番は、やっぱり姉妹仲良く遊んでてもらうこと。はじめは一方的に長女が次女の世話をしている状態でしたが、いまでは会話も歌もダンスも一緒に楽しめるように(?)なってきました。
私の“ブラックにならないための工夫”。それは「手放す・見逃す・甘える」を徹底すること。とはいえ、これはあくまで理想で、雨が降れば急遽お迎え担当になることもありますし、次女の最強イヤイヤ期が発動された日には他のことが何もできなくなることも。そして寝坊したり体調を崩したり二日酔いだったり…笑
思いがけないトラブルはつきものですが、いつでもドーンと構えていたいものです。
前編【決め手は前夜?!いっきに見せちゃう「ホワイトな日」と「ブラックな日」】はこちら
編集/コンテンツディレクション
神奈川県出身。
新卒で出版社へ入社。第一子出産後に不動産業界へ転職。二人目不妊をきっかけに2013年よりフリーランスへ転身。パンフレット制作やタウン誌の編集者として活動。約6年間にわたる妊活が実を結び、2017年第二子を出産。1年間のカンガルーワークを経験。
現在は、年の差姉妹の子育てをしながら、クルマ関連やお出かけ記事、子育て系などを中心にWEBメディアのコンテンツディレクションや編集、ライティングを年間300本以上担当。パッサーバイグラフィックスでは、共同代表として運営に携わる傍ら、SNS運用やサイト制作のライティング・編集校正も担う。
城めぐりとサッカー観戦とスピッツがライフワーク。猫が好き。